フリーランスエンジニアの必要スキルの1つ目は、プログラミングスキルだ。
プログラミングを他人にまかせる場合であっても、プログラミングの経験が無ければコードをレビューこともできない。
また、システムの詳細な設計を行う際にプログラミングの経験が無いと、非現実的な設計をしてしまうリスクもある。
いずれはビジネスアナリストやサポートエンジニアを目指す場合でも、できるだけ若いうちにプログラミングを経験しておくことが重要だ。

次に、必要な情報を自分で調べるスキルも大事だ。
例えばプログラミングの構文を調べる作業は、プログラマーであれば日常的な作業となる。
フリーランスのエンジニアは、先輩に手取り足取り教えてもらうわけにはいかないので、自主的に新しい情報や技術を得ることが必要になる。
IT業界では技術が絶えず発展し続けているため、必要な情報を自分で調べるスキルは生涯を通じて必要となるだろう。

最後に、論旨的思考力も重要なスキルだ。
調べて入手した情報が正しいのかどうか、自分で実際に試して吟味し判断するためには、論理的思考が不可欠だ。
また、製作した成果物を納品する前に検証作業が必要となるが、不具合を検証で全て発見するためには、検証のためのシナリオとテストケースを論理的に考えて記述することが、品質管理の面で重要になる。
さらに、他のエンジニアと協働で作業をする際は、他人が作成した物をレビューすることもある。
どのような観点でレビューして判断を下すか、事前にチェックシートなどのドキュメントを作成しておくと、客観的な判断ができるようになる。
こういったドキュメントを作成する際にも、論理的な思考力が必要になる。